2025.02.12

お知らせ

第14回 栃木県作業療法学会

 

令和7年2月9日 第14回栃木県作業療法学会が開催され、当院からは「回復期リハビリテーション病院における認知症アセスメントシート(DCA)活用検討の調査報告」、「手指運動リハビリテーションシステムを使用した当院での取り組み」の2演題発表を行いました。今後も日々の臨床現場における成果や疑問を学術活動へとつなげていける様、努めていきたいです。

 

手指運動リハビリテーションシステム(MELTzメルツ)とは、手指のニューロリハビリテーションをサポートする装置であり、脳卒中等による運動麻痺に対して手指の動かし方の再学習を促す効果が期待できるリハビリテーション機器です。

 

 

[MTLTzの特徴]

◎筋肉に相当するワイヤーと5本の指の個別モーターによって手を握りこんだ状態から自力で開くことが出来ない人の手も十分な力でアシストが出来ます。

◎外骨格型ロボットのため、大きさや形が異なるさまざまな物体を把持し「握る」「つまむ」動作も練習が出来ます。

◎患者様の動きを筋電図として高速、高感度に測定し、膨大なデータから解析しロボットの動きに変換します。

◎最新のAI解析技術により患者様の動きを識別し前腕部3箇所から筋電を感知して動きを読み取ることが可能です。

脳卒中治療ガイドライン2021においても、ロボットを用いた上肢機能訓練の実施は強く推奨されています。