栄養科

栄養科

栄養科について

各病棟1名の管理栄養士を配置し、全ての入院患者様に担当管理栄養士がついて一人ひとりに合わせた栄養管理を行っています。
そのため、多職種カンファレンスに参加して身体状況、リハビリテーションの進捗、病棟での様子、栄養補給状況など患者様の現状と課題、今後の方針について他職種と積極的に意見交換を行っています。
また、栄養障害がある場合には毎週 活動量、栄養補給状況、体重変動などを確認し、患者様からお話を伺いながら食事内容の変更や栄養補助食品の付加について主治医へ提案致します。
このように栄養科では、患者様のリハビリテーション効果を高めることができるよう、栄養面からのサポートに努めて参ります。

栄養食事指導

糖尿病、高血圧症、心疾患、腎疾患など食事療法が必要な入院患者様に対して、個別に栄養食事指導を行っています。その他にも、摂食機能もしくは嚥下機能が低下した場合あるいは低栄養状態にある場合にも実施しております。
初めてとろみ剤を使用する方、少量で必要な栄養を補給したい方、ご飯を減らしても結果に結びつかない方、減塩が必要と分かっていても薄味に馴染めない方など…
慣れ親しんだ食生活の中で無理なく続けられる工夫を一緒にお探し致しますので、お気軽にご相談ください。
ご家族様も一緒に参加して頂けますので、ご希望があれば遠慮なくスタッフまでお声かけください。

摂食嚥下調整食

当院は「嚥下調整食学会分類2021」に基づいて以下の通り基準を作成し、嚥下障害のある患者様や咀嚼が困難な患者様に対して摂食嚥下調整食を提供しています。
更に、言語聴覚士と栄養士が食事時間に患者様のもとを訪れ、適切な食形態で食事が提供されているか確認する「嚥下ラウンド」を週に1度行い、安全に食事をお召し上がり頂けるよう取り組んでいます。

行事食

リハビリテーションを頑張る活力になるよう、季節に合わせた行事食を月に1度提供しています。日常にはないメニューを取り入れ、盛り付けや味にこだわり、特別感を感じて頂けるよう栄養科スタッフ一同力を合わせてお作りしています。
また、誕生日にはささやかながら誕生日プレートを提供させて頂いております。

地域連携

栃木県北食形態互換マップ事業に参加し、施設の垣根を越えた切れ目のない食支援を目指して他の医療機関や施設と食形態の情報共有を行っています。
これに加えて、退院先で継続した栄養管理にお役立て頂く、また在宅での栄養管理につなげて頂くために退院の際には適宜、栄養情報提供書も作成しております。
退院の際に栄養情報提供書をご希望の場合には、担当MSWまでご依頼ください。